不動産投資で月30万円の家賃収入を得ることは可能!注意点も解説
2024/06/07

不動産投資で月30万円の家賃収入を得ることは可能!注意点も解説

不動産投資で月30万円の家賃収入を得ることは可能!月30万円あれば、不動産投資だけで生活できる?不動産投資で月30万円の家賃収入を得るための注意点返済比率を考慮する1軒目はできるだけ利回りの高い物件を選ぶ自己資金が少ない場合は現金一括で築古戸建を購入する方法あるできるだけ若いうちに不動産投資をはじめる不動産投資の勉強をする不動産投資で月30万円稼ぐのに向いている人の特徴真面目でコツコツした作業が苦にならない性格行動力・決断力がある長期的に物事を考えられるまとめ


不動産投資で30万円の家賃収入を得ることは可能でしょうか?

結論から言えば、将来的に30万円の家賃収入を得ることが可能です。ただし、最初から多額の自己資金を用意するのは現実的ではありません。

そのため実現するためにはある程度の時間が必要になるでしょう。


今回は不動産投資で月30万円の家賃収入を得る方法や注意点を解説します。

老後資金のために不動産投資を検討している人は、ぜひ参考にしてください。


不動産投資で月30万円の家賃収入を得ることは可能!

模型の家 電卓 ピンクの床


不動産投資で月30万円の家賃収入を得ることは可能です。ただし、用意できる自己資金の額によっては、ある程度の時間が必要になることも考えられます。


月30万円の家賃収入を得るための投資パターンとして、次の2種類が考えられます。


  • ある程度まとまった額の自己資金を用意できて高額の融資を受けられるケース
  • 時間をかけて物件を買い増して行くケース

下記は、不動産投資の利回りの相場の相場になります。


【物件種類別 利回りの相場(全国・表面利回り)】


◦区分マンション:7.02%

◦一棟マンション:7.60%

◦一棟アパート :8.06%


参考:建美家『収益物件市場動向四半期レポート2023年4月~6月期


上記の平均利回りを参考に、月30万円の家賃収入を得るために必要な投資額の目安は以下のようになります。


◦区分マンション:約5,000万円

◦一棟マンション:約4,700万円

◦一棟アパート:約4,300万円


資金さえ用意できれば、月30万円の家賃収入を得るのは比較的むずかしくありません。

特に一棟アパートは利回りが高いため、区分マンションや一棟マンションと比較すると少ない資金で月30万円の家賃収入が得られる可能性があります。


一度にまとまった資金を用意できない場合や、融資審査に通過できない場合は、自己資金内で物件を購入して運用しましょう。

上手に空室対策などをおこない、月々のキャッシュフローをコツコツと積み重ね、2軒目、3軒目と物件を増やしていくことで、いずれ月30万円の家賃収入を得ることが可能になります。


ただし不動産投資用物件の利回りは、物件の種類や建物の構造、立地、築年数などにより異なります。

また築古物件でも、立地や建物の状態がよければ入居付けがしやすく、高利回りが期待できるため、より少ない資金で月30万円の家賃収入を実現できる可能性もあるのです。


一方で利回りが高くても建物の修繕に高額な費用がかかると、利回りが低くなるケースもありますし、空室率が高ければ想定した家賃を得られず収入が減ってしまい、想定した利回りを実現できなくなる場合もあります。


想定した家賃収入が得られない場合、月30万円の家賃収入という目標も遠ざかってしまうため、物件の販売価格だけでなく、賃貸需要はもちろん、立地・築年数・間取り、購入する時期や条件も重要です。


相場よりも安く購入し、相場よりも高い賃料で貸し出せれば利回りは高くなりますが、入居者が見つかるかどうかはまた別です。

購入価格と設定家賃額とのバランスを考えることで、安定した家賃収入を得ることにつながるでしょう。


月30万円あれば、不動産投資だけで生活できる?

生活費 お金 一万円札


毎月30万円の家賃収入があっても、それだけで生活するのはむずかしいです。

なぜなら、家賃収入はそのまま利益にはならないからです。


不動産投資をおこなうためには、ローン返済金や管理費など、さまざまなランニングコスト(費用)が発生します。それらランニングコストを毎月の家賃収入から支払い、残ったお金がキャッシュフロー=利益になります。


一般的なランニングコストの目安は毎月の家賃収入の20%~30%です。家賃収入が30万円だった場合のキャッシュフローは、21万円~24万円程度になる計算です。

ただし、突発的な出費に備えて資金の積み立てや、次の物件の購入資金にする場合、自由に使えるお金はさらに減ってしまいます。


また毎月決まった金額の家賃収入を得られるとはかぎりません。入居者が退去してしまえば、その分の家賃収入は減ってしまいますし、場合によってはキャッシュフローが赤字になるおそれもあります。


以上のことから、月30万円の家賃収入だけで生活することはむずかしいと考えられます。


不動産投資で月30万円の家賃収入を得るための注意点

注意点 赤いブロック 家の模型


ここでは不動産投資で月30万円の家賃収入を得るためのヒントや注意点を紹介します。


返済比率を考慮する

不動産投資の最大のメリットのひとつが、金融機関から融資を受けられることです。融資を利用することで、少ない自己資金で大きな収益物件を購入でき、レバレッジを効かせた投資がおこなえるのです。


レバレッジは、借入額が大きければ大きいほど、投資効率が上がります。

その一方で借入額が大きくなりすぎると月々のローン返済が負担になるため注意が必要です。


関連記事:不動産投資のレバレッジ効果をやさしく解説!リスクにも要注意


返済比率が50%以下であれば比較的安全です。それ以上になると、ローンの返済が負担になりキャッシュフローを圧迫するおそれがあるため注意が必要です。


関連記事:不動産投資ローンの返済比率を下げる方法を解説!目安の比率は何%?


1軒目はできるだけ利回りの高い物件を選ぶ

月30万円の家賃収入を得るために物件を買い増す場合、1軒目はできるだけ利回りの高い物件を選びましょう。


1軒目の物件を運用して得た利益が2軒目の購入資金となります。利回りが低い物件では目標金額を達成するまで時間がかかってしまいます。

できるだけ早く資金を貯めるためには、高利回りの物件を選びましょう。


高すぎる利回りの物件には注意する

利回りの高い物件だからといって、かならずしも利益が多いとはかぎりません。

なかには、相場よりも低い価格が設定されているため高利回りになっているケースもあるのです。


こういった価格が低いがために高利回りの物件には、なんらかの問題がある場合が多いです。

たとえば、建物や設備が老朽化していて修繕や交換に高額の費用がかかったり、立地が悪く空室率が高かったり、購入してから後悔するケースも少なくありません。


高利回りの物件を見つけたら、飛びつく前にかならず「利回りが高くなっている理由」を確認したいえで、問題がなければ購入を検討するとよいでしょう。


自己資金が少ない場合は現金一括で築古戸建を購入する方法ある

自己資金が少なく個人属性が低い人で、多少時間がかかっても構わないという場合は、手持ちの資金を使って現金一括で物件を購入して運用することも可能です。


たとえば自己資金が300万円であれば、その300万円以内で購入できる利回り20%程度の超高利回り物件を購入しましょう。

年間60万円の家賃が得られるので、給与からの貯金とあわせて資金を作り、数年後にまた現金一括で物件を購入して……を繰り返すことで、時間はかかりますが月30万円の家賃収入をじつげんできます。


コツは、できるだけ傷みの少ない築古物件を選ぶことです。人が住めるようにするために多額の修繕費が必要な物件は選んではいけません。

立地が悪くなければ、家賃の安さに惹かれて入居する人は、却って見つかりやすい場合があります。


できるだけ若いうちに不動産投資をはじめる

若いうちは自己資金も少ないため、リターンも少額な場合が多いですが、その分リターンを得られる期間が長くなります。


長期にわたって安定した入居率を保ちながら物件の運用を継続することで、月30万円の家賃収入が達成しやすくなります。

またローンが完済すれば、家賃収入の大部分を利益にすることが可能になります。無借金となった物件を売却してほかの物件の売却資金にすることも可能です。


不動産投資の勉強をする

不動産投資をおこなううえで、不動産投資の知識は必要不可欠です。


不動産業者によっては、詐欺のような手口で条件の悪い物件を高額で売ろうとするケースもあります。騙されないためにも、物件選びの基礎や利回りの見方など基本的な知識だけでも身につけておくことをおすすめします。


不動産投資で月30万円稼ぐのに向いている人の特徴

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月30万円を稼ぐ方法は不動産投資だけではありません。人によっては株式投資やFX投資に向いている場合もあるでしょう。

ここでは不動産投資に向いている人の特徴を紹介します。自分が不動産投資向きかどうかの参考にしてください。


真面目でコツコツした作業が苦にならない性格

不動産投資で家賃収入を得るためには、綿密で長期的な計画を立てたうえで、それを実現していく必要があります。そのため真面目で几帳面な性格の人が不動産投資に向いていると言えるでしょう。


また、不動産投資の知識を身につけるためには地道に勉強をする必要があります。コツコツとした作業が苦にならない性格であることも不動産投資に向いている人の特徴となります。


行動力・決断力がある

優良な不動産投資用の物件を見つけたら、購入するか決断に迫られるケースもあります。優良物件は、公開されるとすぐに売れてしまうため、ときには素早く決断することも重要です。

また物件の現地確認に行ったり、情報収集や交渉をしたりといった行動力も必要です。


黙って待っているだけではよい物件は巡ってきません。実際に行動して、自分自身の目で見て判断・決断できる人は不動産投資に向いているでしょう。


長期的に物事を考えられる

不動産投資は長期にわたっておこなう事業です。

そのため、30年またはそれ以上のローンを組んで物件を購入・運用し、売却するまでの一連の流れを考える必要があります。


長期的に物事を考えられない場合、全体のお金の流れが見えず、投資がうまくいっていないことにも気付かないケースもあります。


そのため目先のことしか興味を持てない人や、先について考えられない人には不動産投資は向いていないと言えるでしょう。


まとめ

不動産投資で月30万円の家賃収入を得ることは可能です。

自己資金を用意したうえで、融資を受けられるのであれば、それほどむずかしくはありません。


自己資金が少なく融資審査に受かりにくい場合は、少額の自己資金で購入できる物件からはじめて、2軒目、3軒目と物件を増やしていくことで、時間はかかってもいずれは月30万円の家賃収入を得ることにつながります。


なお、月30万円の家賃収入だけで生活するのは非常にむずかしいです。

将来的に不動産投資で生活したい場合は、しっかりと計画を立て、物件と利益を増やしていくとよいでしょう。

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